「四季を感じる空間へ」を設計コンセプトとした東京・世田谷にある建築設計事務所

実績紹介

集合住宅

ウィルローズ市川

コンセプト

計画地周辺は、古くは別荘が立ち並ぶ高級住宅地として知られていましたが、現在は、ところどころに敷地の大きな旧家や、洋館は残っているものの、かつての高級住宅地の面影は薄れてきています。そこで、かつての品のある、高級なイメージを持った街並みを生み出すべく、今回の建物を考えました。

建物のボリューム構成に変化を持たせることで、単調になりがちなマンションのファサードに特徴的な“顔”を持たせるデザインとしました。建物全体の雰囲気は、余計なものをそぎ落としたシンプルな構成の中に、金物のトップレールでシャープさを持たせ、またメインアプローチとなるコーナー部分と、特別住戸となる上層部分をガラスで構成することで、シンプルさの中にも高級感を感じられる特別な建物となるようデザインしました。全体の色調は、淡い色味とし、建物に“品”や“やさしさ”を感じられる素材を採用しました。基壇部分は、建物全体の色調に合わせつつ、高級感を感じられる石貼りとしました。

エントランスは、使う素材を極力抑えた、ミニマルな空間としました。素材同士の対比で空間を構成し、光の演出を加えることで、シンプルな中にも洗練された印象を持たせるデザインとしました。アプローチ正面の壁は、外部と同素材の石を内部まで貼りこむ構成とし、外と中の連続性を持たせた、広がりの感じられる空間としました。

DATA
建築場所 千葉県市川市 敷地面積 921.72㎡
延べ床面積 2,723.97㎡ 構造 RC造 地上6階・地下0階

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